パニック障害のはじまり1

パニック障害

私がパニック障害だと自覚したのは2015年の春でした。

結婚式を1ヶ月後に控えた私は前撮りも終わったので高校生の頃からたまに行く美容院で髪を切ってもらっていました。

シャンプーのため席を移動し仰向けになるとだんだんと手足から体の芯まで冷たくなるような気分の悪さ、動悸、頭がふわふわチカチカして吐き気と恐怖感、今にも失神しそうな感覚になりました。

実はこの感覚は初めてではなく、子供の頃から何度か経験していたので(これについてはまた別の機会に詳しく書こうと思います)実際にもどしてしまうことはないとわかっていましたがそれでもシャンプーが終わってすぐにトイレをお借りしてしゃがみこみ、胸に手を当て気持ちを落ち着かせました。

まだ変な感覚が残っていましたが髪も濡れたままだったし長い間トイレに居るのも恥ずかしいので、平然を装って席に着きました。

ドライヤーで乾かしてもらっているとまただんだんとさっきの感覚が押し寄せて、なんとかおさまれ、大丈夫、大丈夫、早く終われ、と目の前の鏡に映る自分を見つめながら心のなかでずっと思っていました。

なんとか耐え会計も終わり駐車場の車の運転席に座ると、さっきまでの感覚がまるで嘘だったかのようになんともなくなりました。

なんだ、大丈夫じゃん!!焦ったー!

そんな気持ちでその日は家に帰り、夫さんにはとくに何も伝えませんでした。

翌日は結婚式のために通い出したブライダルエステの予約があったのですが昨日のことなんて気にもとめず施術を受けているとまた気分が悪くなり、せっかくのエステもただただ耐えながら早く終われと心の中で焦っていました。

そして帰る頃にはなんともなくなっていたので、昨日からなんなんだよー!!とイライラして落ち込むのと同時に不安な気持ちになっていました。

この日もまだ夫さんには何も伝えませんでした。

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