パニック障害にしても嘔吐恐怖症にしても、症状が強く出たりしばらくつらい時期があると必ず思うことがあります。
なんで私がこんな目にあうんだろう。
日本でのパニック障害にかかる人の割合を調べると、30人に1人とか150人に1人とかわりと不正確で大雑把な数字が出てきます。
そして、誰にでも起こり得る病気だという言葉もよく目にします。
正直この数字がなんであれ誰でもなる可能性があるとはいえ、パニック障害の当事者にとってはどうでもいいんです。
なんで私なのか なんです。
同じような境遇、生き方、経験をしてもきっと私以外の人ならパニック障害にならなかったんだろうな。
なんで私なんだろうな。
私なんかしたかな?
悪いことした?
もしかしてあのときあんな事したから?
それともあのときの罰が当たった?
こんなふうに過去の自分の行いや態度をものすごく後悔することがすごく多いです。すごく。そりゃもうものすごく。
そんな事考えたって今更全く関係のない過去を後悔したって的外れにも程があるし意味がないとわかってはいるんです。
わかっていてもそう考えてしまうんです。
私がパニック障害になんてなるわけがないと認めたくない気持ちから来るものもあると思います。
なんの理由もなしに自分がパニック障害になるなんて納得いかないじゃないですか。
誰でもなりうる病気だとはいえそれがなんで私なのか。
私は未だにそう思って落ち込んだり悔しくなることがありますが、パニック障害の症状が出始めた頃は毎日毎日ずっとなんで私なのかとぐるぐる考えては泣いていました。
もちろん考えたところで答えが出るわけではないですし、落ち込んで泣いて悔しくなってやるせなくなって、本当にただただ考え損なんです。
夫さんにも何度も話したと思います。
そのたびに なったものは仕方ない と言われましたが私はそんな気持ちにはなれないし、なんならどんだけ辛いかあんたもいっぺんなってみろやー!!ぐらいに思っていました。
確かになったものは仕方ないと割り切れればいいのかもしれないですが、そもそもそんなすぐに割り切れるような人間だったのならパニック障害にならなかったんじゃないかなと思います。
私と同じように考えてしまう人はすごく多いと思います。
ですがなるべく自分から理由は探さないであげましょう、自分のために。
考えないことが苦手な人が多いパニック障害ですが、それでもできるだけ探さないであげましょう。
少しでも辛い時間を減らしてあげましょう。
お互い苦労しますね。