パニック障害のはじまり3

パニック障害

翌日は結婚式の打ち合わせの予約があり夫さんと式場に行ったのですが、行く前から私は今日もまた症状が出たらどうしようと不安で仕方ありませんでした。

車を走らせた瞬間すぐに症状が出ました。

でもここ数日の経験から、着く頃には楽になってるはずだからとひたすら耐えました。

しかし式場に着いても症状はよくならず、打ち合わせ中もずっと気分が悪くて動悸がして話なんか全然頭に入っていませんでした。

車に乗り式場を出ても症状が続き、泣きそうになるのも恐怖感にもなんとか耐えながら帰宅しました。

さすがにこれはやばい。どうしよう。

夫さんに言わなきゃ。でも言えない。

私は自分について話すのがとても苦手で(これについてはまた別の機会に書こうと思います)どう切り出していいかもわからずこの日は何も言えませんでした。

さらに翌日、この日は平日だったので道路も空いてるしなんとか車に乗る恐怖をなくそうと思い一人で車で15分ほどのところにある叔母の家に行くことにしました。

向かっている最中は少し動悸がして緊張しましたが、気分が悪くなることもなく無事に叔母の家に着いて落ち着いた時間を過ごすことができました。

数時間後に叔母の家を出たのですがだんだんと気分が悪くなり、ちょうど信号が赤になり橋の上でとまると一気に症状が強くなりました。

心臓が壊れてしまうんじゃないかと思うほどの動悸、吐き気、血の気が引き気を失ってしまいそうな恐怖、逃げ場のないような恐怖、無意識でしきりに首元や胸元あたりを引っ掻いていました。

症状が出てしまったことへの悲しさや落ち込みと恐怖から涙が止まらず、その状態のままなんとか家に帰りましたが信号でとまるたびに症状が強くなりました。

こんな状態でも私は夫さんに伝えることができませんでした。

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